子どものこと-乳幼児

    【教えて先生!】幸せな卒乳・断乳の方法は?進め方のポイントとは。

    母乳で育てるのに必死に頑張っていたら、そろそろ、卒乳、断乳??

     

    もうそんな時期。あれ?どうやって?いつ?

     

    わからないことだらけー!!

     

    そんな困ったを、育児ママサポートのスペシャリスト、畠山良江先生に聞いてきました!

     

    これを読めば、卒乳、断乳も安心して挑めますね。

    [topic color=”pink” title=”本日の先生”]

    畠山 良江先生

    保育園・幼稚園教諭 ベビーマッサージ教室pocapoca主催

    詳しいプロフィールはこちら

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    卒乳、断乳とは

    「断乳」…母乳や育児用ミルクを与えることを、親の意志で止めること

    「卒乳」…赤ちゃん自身が母乳や育児用ミルクを欲しがらなくなり、赤ちゃんの意志で授乳を卒業すること

    「 知っておきたい出産、妊娠の事」より引用

    とのこと。

     

    まとめて、離乳というように表現されます。

     

    違いは、やめるきっかけが親主導か、それとも赤ちゃん主導か、ということのようですね。

     

    離乳の目安は?

    地域が出している、育児の冊子などには、離乳の完了は、生後12か月~18か月頃。

     

    形ある食物をかみつぶすことが できるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳または育児用ミルク 以外の食物からとれるようになった状態をいいます。』

     

    となっています。

     

    昔は「1歳までに断乳の完了。」と書いてあるものもありましたが、

     

    現在は「子供が自然におっぱいから離れることを卒乳と表現している。時期については両親の意見を尊重する。」

     

    と、1歳まででなくてもいいと書いているものが多いようです。

     

    何歳と決めるのではなく、栄養を摂れるようになる事や両親の意思などが重要視されています。

     

    畠山先生、実際はどうなんですか?

    [voicel icon=”” name=”畠山先生”]私が育児相談をしていて目安にすることは以下の3つです。[/voicel] [topic color=”pink” title=”離乳の目安”]
    1. おこさんが1歳のお誕生日を過ぎて、しっかりと一人であんよできる
    2. 離乳食をそこそこ食べていて、母乳以外の水分を摂取できている。
    3. おっぱいトラブルもなく母子共に体調が良い
    [/topic]

    季節では夏や冬は感染症にかかりやすいので進めない地域もあります。

     

    体調が悪くなってしまうと、なかなかうまくいかないですからね。

     

    ただ、どうしてもお仕事の都合や、体調など様々な事情で辞めざるを得ないママもいます。

     

    その時は丁寧に考え、いやな気持にお互いがならない様な卒乳ができるといいですよね。

     

    幸せな卒乳、断乳の進め方のポイント

    1、赤ちゃんの心の準備

    赤ちゃんにとって、おっぱいはとても大切なもの。

     

    「大きくなるために活躍してくれたおっぱい、、

    さみしい時も助けてくれたおっぱい、、

    そんな大切なおっぱい、、」

     

    そんな大切なおっぱいとサヨナラするには、赤ちゃんだって『心の準備が必要』です。

     

    大人だって、大切なものから離れるには心の準備が必要ですよね。

     

    赤ちゃんのごはん心の準備に必要なのが、ママの声かけです。

     

    「もう少しでおっぱいとバイバイね。」

     

    「ご飯おいしいね~ 一緒に食べれて嬉しいね。」

     

    「ご飯をたくさん食べたいから、おっぱいとバイバイだね。」

     

    など優しく言い聞かせてあげるといいですね。

     

    2、専門家のサポート

    断乳はママ一人でやろうと思わないで、助産師さんなど専門家の手を借りることも大切。

     

    断乳1週間前にマッサージ受けて、おっぱいの状態・しこり、乳質チェックしてもらい、断乳について相談してみましょう。

     

    そして、最後に美味しいおっぱいを飲ませてあげると、赤ちゃんも満足してくれます。

     

    卒乳、断乳、どうやって決めればいいの?

    お子さんが自然とおっぱいを飲まなくなることを待つのか。

     

    おっぱいをバイバイする日を先に、決めるのか。

     

    少しずつおっぱいを飲む回数を減らしていくのか。

     

    方法は沢山ありますが、ママが赤ちゃんの様子をしっかり見て、ママ自身の気持ちと相談し、決めるのがママにとっても赤ちゃんにとっても幸せな離乳と言えますね。

     

    卒乳・断乳の具体的な方法(一例)

    では、具体的にどのように行って言ったらよいのか、一例ではありますが紹介します。

     

    パターンは沢山あります。 そのうちのひとつだと思って下さいね。

     

    カレンダーを使い、ママから卒乳を促すパターン

    一歳を過ぎてからカレンダーを見る習慣をつけていきましょう。

     

    予定を好きなシールや、絵で書き入れると楽しみながら行えますよ。

     

    カレンダーを見ながら、「明日はこの日で支援センターに遊びに行こうね。」

     

    「明日はパパがお休みだから一緒に遊ぼうね。」

     

    など当日も一緒に確認するようにする。

     

    カレンダーをある程度理解したら、卒乳の話をする。

     

    「もう、赤ちゃんじゃないから、おっぱいはおしまいにして、ご飯を沢山食べようね。」

     

    「この日にバイバイするけれど、おっぱいの代わりに寝る前は絵本を2冊読もうね。」 などと説明。

     

    わかりやすいように、カレンダーに印をつける。

     

    もし、イヤ!となったら じゃぁいつにする?この日?この日?と子どもに決めてもらうといいですよ。

     

    絵本ではなく、マッサージしながら歌ったり、抱っこしながら歌ったりなどお子さんの好きなことにしてあげるといいですね。

     

    この話ができるのは、普段から丁寧に話しをしているかどうかもポイントになります。

     

    あくまで1例です。

     

    ママと我が子にあったやり方を、模索しながら行うのが1番いいですね。

     

    卒乳、断乳 まとめ

    卒乳、断乳をする時期の平均は生後12か月~18か月頃。

     

    と言われてはいますが、それぞれの家庭の事情は様々。

     

    赤ちゃんの成長の様子をしっかり見て、ママがその時期を決めてあげてください。

     

    方法も様々、1例をあげましたが、そんなにすんなりいかないのが、子育てですね、、

     

    畠山先生ありがとうございました!

     

    ママ達の体験談も聞いてみました。自分に合いそうな方法の参考になれば嬉しいです。

     

    [kanren url=”https://shufucomi.com/how-to-end-breast-milk/”]