しゅふコミからのお知らせ

    【子育てでは「必要とされてる感」が得られない理由】

    女性の「働きたい」の本音は、もっと別の場所にある

    たくさんの女性にヒアリングをしていて、
    “働きたい理由”として一番よく出てくる言葉があります。

    それは、

    「必要とされてる感が欲しい」
    「役に立ってる実感が欲しい」

    ほとんどの女性が、これを口にします。

    では、こう返されることがあります。

    「え?子育てで十分必要とされてるじゃないですか?」

    もちろん、子育てで得られる「必要」は存在します。
    でも、それと仕事で感じる「必要とされてる感」は、まったく別物です。

    今日は、そこを言語化してみます。


    子どもは「私を評価するために存在しているわけじゃない」

    そもそも論です。

    子どもは、一人の人格をもった別の生命体です。
    親の努力や評価を“代わりに”背負う存在ではありません。

    私はこう思います。

    • 子どもがテストで100点取ったら昇給?
    • 子どもがスポーツで優勝したら昇進?
    • 子どもが東大に合格したら「評価」?

    そんな社会、気持ち悪いですよね。

    子どもの成長を「自分の評価」につなげる構造は、本質的におかしい。

    子育ては、
    評価ゲームじゃない。


    子育てで得られる「必要とされる」は“生命的必要”

    子育ての「必要とされる」は、こういうものです。

    • いなかったら生きていけない
    • 泣いたときに抱いてほしい
    • お腹が空いたときにご飯が必要
    • 安心したい
    • 愛されたい

    これは 生命維持に関わる“必要” です。

    この必要感は、ものすごく深くて強い愛ですが、
    評価の文脈ではありません。

    言い換えると、
    子どもは「何かをやってくれたから」必要なんじゃない。
    存在そのものが必要。

    だから、子育てに「役に立った」「評価された」を当てはめるのは、根本的にズレています。


    仕事で得られる「必要とされる」は“社会的必要”

    一方、働く時の「必要とされる」は、こういうものです。

    • あなたがいるからプロジェクトが回る
    • あなたのスキルが役に立った
    • あなたの提案が採用された
    • お客様が喜んだ
    • 売上を作れた
    • 給料として“承認”された

    これは 社会の中での必要性 です。

    • 結果
    • 成果
    • 貢献
    • 承認
    • 評価

    こういった 「努力→結果→評価→対価」 という循環があります。

    そして、ここに人は「自己効力感(自分はできている)」を感じるのです。

    残念ながら、子育てって自分の努力ではどうにもできないことの連続なんですよね。


    同じ「必要」でも、ジャンルが違う

    ここをわかりやすくまとめると——

    領域子育て仕事
    必要の種類生命的(存在の必要)社会的(役割の必要)
    評価ないある
    結果見えにくい数字に見える
    対価無償給与・感謝・評価
    主体子ども(別人格)自分(本人の努力)

    結論:

    子育ては「存在価値の必要」
    仕事は「社会価値の必要」

    この2つをごちゃまぜにすると、
    女性が苦しみます。


    子どもに「自分の存在証明」を預けると、親子関係が歪む

    正直に言います。

    母親の自己肯定感を、子どもの成果に依存させるのは危険です。

    • いい学校に行く
    • 良い成績を取る
    • スポーツで実績を出す
    • 将来いい会社に入る

    これを「自分の評価」とセットにすると、
    親も子どもも不幸になります。

    母親に必要なのは、
    自分の力を発揮して認められる場所が、子ども以外に存在すること。

    それが「働きたい」という感情の本質です。


    私が子どもの成功で、自分を褒めない理由

    私は、もし息子が東大に合格しても、
    自分を褒めることはありません。

    息子が頑張ったんです。
    それだけ。

    私が自分に言うなら、

    ここまでご飯食べさせてきて、毎日生き延びさせてきた。おつかれさま。

    その程度です。もちろん息子が頑張ったことは褒めます。素直に尊敬します。

    子どもは「成果物」ではありません。
    「評価の対象」でもありません。

    だからこそ、
    女性は子育てとは別に “自分が必要とされる場所” を持っていい。


    最後に。働きたい理由は、わがままじゃない

    「女性の働きたい」の本音は

    • 自分を発揮したい
    • 誰かの役に立ちたい
    • 社会で認められたい
    • 評価されたい
    • 成長したい

    これらは、人間として自然な欲求です。

    そしてその努力に見合った見返りとしての報酬があることが重要です。

    それが仕事です。

    子育てで満たされないのは、欠けているからじゃない。
    そもそもジャンルが違う からです。

    働くことは「自分に帰ってくる承認の循環」を作ること。
    だから、女性は胸を張って言っていい。

    いよいよ始動、しゅふキャリ・ラボ

    それは、子育て中女性が理想の働き方を見つけるための実験室コミュニティ。

    つながる、学べる、試せる をテーマに

    自分がやりたい事を学びながら探す事ができる場所です。

    無料説明会&勉強会行います。

    ママのためのAI勉強会(参加無料)

    テーマ
    “AIと主婦の働き方”

      • 会場参加(先着30名)

      • Zoom参加(オンライン)

      • アーカイブ視聴(1週間)

    どなたでも無料で参加できます!

    勉強会後、お弁当ランチ会(1500円)もご用意、交流・名刺交換の時間あります。

    しゅふキャリ・ラボについて興味があれば、気軽に参加ください。

    開催日程 2025年12月22日(月) 10:00~13:00

    開催場所 郡山市中央公民館第1会議室 

    〒963-8876 福島県郡山市麓山1丁目8−4

    託児はありませんが、キッズスペースは作ります。

    アンケート回答いただければどなたでも参加可能です。

    無料AI勉強会に参加希望する方は、
    公式LINEからアンケート回答をお願いします。

    ※公式LINE時にアンケート回答で参加申し込みが完了いたします。