【パパの学校 2時間目】出産時、産後のママの状態とパパにやって欲しい事
パパの学校、2時間目は「出産時、産後本当にパパにやって欲しい事」です。
皆さんは、赤ちゃんとの生活楽しみにしていると思います。
同時に、パパは何をやればいいのかな。
そんな風にも思うと思います。
思ってね。
パパにママがやって欲しい事って、実はパパが考えているのと違うかもしれません。
まずは、産後のママの事を知っていただき、
実際に産後を過ごしたママから、本当はコレやって欲しかった~~
という意見から、本当にパパにやって欲しい事を学んでいきましょう。
産後のママの状態
身体の変化
出産はママの体に大きな負担を与えます。
ママは全身全霊の力で出産に挑みました。
もう、体はボロボロに疲れ切っています。
産後は、とにかく体が第1!
ゆっくり回復していかなければいけません。
子宮の回復
子宮は10倍くらいの大きさになりました。
赤ちゃんが産まれ、その子宮はすぐに戻るのではなく、約6週間かけて元の大きさに戻っていきます。
この時期は産褥期と呼ばれ、体の回復を待つ時期です。
この時期にママが無理をすると、子宮が順調に回復しません。
力仕事、冷やすは絶対ダメです。
悪露
出産後、月経のような出血が続きます。
退院してきた時は、量は減っていますが、産後6週間くらいは続きます。
おっぱいのハリ
出産すると、ママの身体は母乳をだすホルモンが分泌されます。
母乳育児はママも赤ちゃんも初めて。
なかなか、すぐに上手に飲めない事が多く、おっぱいが張って痛いということも。
うまくいかないと、乳腺炎などの場合はお医者様に相談しましょう。
傷が痛い
お産で、赤ちゃんが出てくるときに裂けてしまったり、裂けないように切る会陰切開が行われます。
その場合は、産後の処置で、傷口を縫います。
帝王切開のママは、お腹を切ってますので傷があります。
これは、どちらも傷が痛いです。。
この他にも沢山、産後のママはトラブルを抱えています。
まずは、その症状が回復するようにしっかり休まないと、今後の育児もままならないようになりますので、しっかり回復することが1番大切です。
産んだら、すぐ普通の体も戻るわけではないのです。
心の変化
出産を行うと、その瞬間から育児が始まります。
ホルモンのバランスも変化し、初めての育児。
ママは沢山の不安を抱えます。
このころのうつ状態をマタニティーブルーズと呼び、訳もなく泣きたくなったり、イライラ、不安などの症状が出ると言われています。
ホルモンのバランスが影響しているとも言われ、5割程度のママが経験するそうですが、経験したママから言わせれば、100%のママが経験するように思います。
そもそも、産後の赤ちゃんは2、3時間に1回の授乳があります。
ほとんどママは寝ていません。
体力の限界と睡眠不足で、精神状態が正常な人はまずいません。。
うつ状態の中、試行錯誤しながら初めての育児をママはしています。
いつもは強そうなママも、この時は別人と思って、丁寧に接してください。
ママは初めての育児、最初からうまくいく人なんていません。
しかし、うまくいかないのは自分のせい。
そうせめてしまうのが、ママです。
そんな時、サポート出来るのは、あなた、パパしかいません。
何でも、一人で出来るママ。
そんな風に思っていては、絶対ダメ!
パパがいないと何も出来ないのが、産後のママなのです。
体力的にも、精神的にもすでに限界なのが、産後のママなのです。
この産後のママを支えることは、一緒の夫婦関係を左右すると言っても過言ではありません。
辛い時支えてくれたパパ、、と、
辛い時でさえ、何もしてくれなかったパパ。
どちらが夫婦として仲良く入れるかは、考えずともわかります。
産後は一生の夫婦関係に左右します。
よく考えて行動しましょう。
では、具体的に何をしたらいいのか見ていきましょう。
産後ママがして欲しい事リスト
家事
- 掃除
- 洗濯
- ご飯の用意
- 買い物
- ゴミ出し
家事はパパがやる!
上記にもあった通り、産後のママは回復が1番です。
重い物を持ったり、冷やしては絶対いけません。
至るところが痛むこともあり、自由に身体を動かすことも出来ません。
ママがやることは、赤ちゃんのお世話のみです。
2時間ごとの授乳とおむつ替え。
ほとんど時間なく付きっきりです。
産後を経験したママに聞くと、自分のご飯が用意するのが大変だったと言います。
産後のパパの仕事は赤ちゃんのお世話ではなく、ママのサポートです。
それは自分の事は最低限自分でやる。
を意味しています。
精神面
- 意識の改革
- 常に味方であって欲しい
- 優先順位を変えてほしい
まず子供と奥さん、そして自分 - 文句言わない
- 夫婦2人の時を基準にしないで
産後ママでのアンケートの中で1番多かったのが、意識を変えて欲しいというのもでした。
パパは優先順位を変えれない人が多いようで、、
ママはママになった瞬間から、1番が赤ちゃんになります。
この小さな命を守ることに必死です。
全ての優先順位は赤ちゃん。
自分の事は全て後回しなんです。
パパも、まずは子ども、ママ、最後に自分の優先順位に変えてください。
夫婦2人だった時を基準にしないで欲しいという声も多く聞かれました。
子供がいない時にママがやっていた家事と同じことは、まず不可能です。
あの時より、やってない。
そんなことで文句を言ったら終わりですよ。
出来ない事が増えます。それはパパへの愛情が減ったではありません。
守るものが増えた、それだけです。
同じ水準はもうない、、まずはそう思ってください。
どんなことを言われても、味方であって欲しいという声もありました。
ママの初めての育児、周りからこうやった方がいい。
なんて言われることもあります。
ママが今やってるやり方にはママなりの理由があります。
それを否定するようなことはしないでください。
ダメな時は、ママだって感じています。
でも、どうしたら分からないんです。
一緒に考えて、ママの意見を尊重し、ママの1番やりやすい方法を見つけてあげて下さい。
子育て
- 第2子出産の場合は、上の子のお世話
- お風呂
子育てはあまり、やって欲しいことはありませんでした。
最低限、お風呂に入れてもらえると助かります。
ママに対して
- ママが十分に眠れる時間を作ってほしい
- 自分時間を過ごす「時間」
- 1人になれる時間
時間が欲しい、、
そう答えたママも多くいました。
育児は24時間、一人の時間はありません。
これは、当たり前ではなく、本当に辛いです。
赤ちゃんが寝ている間、少し散歩に家を出る。
これだけでも、ママの気分転換になります。
段々、赤ちゃんが大きくなったら、友人とランチに行ったり、一人の時間を作ってあげてください。
家の中で24時間、赤ちゃんと向き合っているのは辛い時があります。
声かけ
こんな風に声をかけて欲しかった~という声が多くありました。
真逆ではありますが、大きく2つの意見に分かれました。
- いちいち聞かないでやって欲しい
- 勝手にやらないで、聞いてからやって欲しい
これは、ママの性格や、夫婦の関係によると思います。
この解決方法は、出産前から家事に関わる!ことだと思います。
いきなり、産後だけ家事をしようと思っても、パパの皆さんも出来なくないですか?
せめて、妊娠中からママと一緒に家事を始めましょう。
その時に聞いて一通りやれるようになっておけば、精神状態一番きつい産後に、いちいち聞いてママをイラっとさせることなくスマートにこなせます。
これは重要です!
もう1つ、
ママへの聞き方で、よく「大丈夫?」って聞いてしまいがちですが、、
これはNGですよ。
産後のママは何が大丈夫で、何が大丈夫ではないのか自分でも分からない状態です。
その時に、「大丈夫?」と聞かれたら、「大丈夫、、」としか答えられません。。
「大丈夫」と言っていますが、大丈夫ではないんですよ。。
産後大丈夫なママなんていません。
何が大丈夫じゃないか分からないんです。
そんな時は、「これやろうか?」「何かやろうか?」と聞くようにしてください。
そしたら、「うん、お願い」とお願いすることが出来ます。
産後ママがして欲しい事 まとめ
産後の目安としては、ママの回復にもよりますが、一般的には出産から2か月くらいを指します。
しかし、家事や育児に関しては、産後だけ関わればいいという話ではありません。
パパの育休制度の見直しなども議論になっていますが、産後だけで子育ては終わりではありません。
育児の始まりに過ぎません。
産後の期間をキッカケにして、パパにも精神的な部分を変えて欲しいというママが多かったです。
産後は一生の夫婦生活に影響を及ぼします。
ママの大変な時期を助けられるパパになってくださいね。