【教えて先生!】現役ママ塾講師が教える,小学校入学準備にママがすべき事
本日のテーマは「小学校入学準備」
5、6歳くらいになってくると、だんだん小学校の事を考えるようになっていきます。
勉強も始まり、今までとは全く違う環境になるため、「うちの子大丈夫かな?」「ついて行けるかな?」そんな不安の声も多く聞かれます。
今日は、自身も小学生を持つママであり、小学生向けの塾を開講する佐藤宏美先生に、小学校入学準備について聞いてきました。
先生、小学校入学準備で一番重要な事はなんですか?
これから、準備しないとな~~
と考えている方も多いと思います、よく「ひらがなは書けた方がいいですか?」「カタカナはどうでしょう?」とお勉強の心配を相談されることが多いです。
これから学習に取り組む、習い事もそうですが、
その場合に一番大切なことは、
「勉強をきらいにさせない」事です!
当たり前の話しですが、これからどんどん勉強が進んでいきます。
入学前から、勉強をやらされていた子供は、低学年の簡単な問題のうちはいいのですが、難しくなった時、勉強が嫌いになってしまう事があります。
勉強が嫌いなのではなく、勉強する時間が嫌いになってしまいます。
嫌いになると、先生や親御さんが頑張って教えても、、やりたくない、、
親御さんが困って一緒に、塾に来ることがあります。
そんな時は、目標を設定してあげます。
大きなものではなく、目先の小さなものです。
そして、成功体験を積み重ねるようにします。
すると、勉強が楽しなってきます。
そうすると、次の問題も解きたくなる!
このように勉強の習慣ができていきます。
親は、できないとイライラして、怒ってしまったり、、、
すると、出来ない事を指摘されるのが嫌になってしまうんです。
親も、子供にも負担になりますから、学校行ってから覚えるくらいの気持ちでも。
子供って、びっくりするほど興味持ったらすぐ覚えますから。
うちの子は「ひらがな書ける」からいい??
入学後の一学期については、学校生活に慣れると、ひらがなの学習が主な内容です。
では、入学前にひらがな全部書けるから、大丈夫!なのでしょうか?
入学前に「もう、ひらがななんて書けるよー」と思っている子には、書き順のチェックをお願いしたいです。
と宏美先生!
実は、小学一年では、親が「そこまで⁈」と思うくらい、ひらがなの書き順・字形などを赤ペンで直されます。
そして、何度も書き直しさせられます。
今までひらがななんて簡単!と思っていた子も心が折れるほど直されます。。
最後、書けた字を見るのではなく、ひらがなの練習を一緒に見る事が重要です。
ひらがなの書き順は、これからの学習の土台です。
その土台がしっかりしていれば、漢字学習に入った時スムーズに移行できますよ。
今後の学習でママができる事って?
じゃ、親は何したらいいの??
今後どのように子供の学習と関わればいいのでしょうか?
そんな質問も聞いてみました。
お子さんの学習の「クセ」に気づいてあげる事が重要です!
宏美先生
- 反復練習が苦にならない。
- ダイナミックな字を書くけど、間違いを指摘すると嫌になってしまう。
- 真面目に書くけど、筆圧が強くて疲れちゃう‥
その子によって、必ずクセがでてきます。
早い段階で親がそのクセに気付いてあげると、
親に相談する→親も共感する→一緒に対策する
と言う良い流れが作れるようになります。
学習のクセへの対策
では、学習の「クセ」が分かると、どのような対策ができるのか、1つの親子を例に考えてみます。
2年生男子ママよりこんな質問を受けました。
うちの子、漢字を書くのが嫌いみたいです。
ママ
そうですか、漢字が嫌いなんですか?書くのが嫌いなんですか?
宏美先生
書いてるうちに手が痛いって言うんです。
ママ
なるほど、筆圧はどうですか?
宏美先生
かなり強いと思います。消しゴムで消しても良く消えなくて、汚いんです。。
ママ
筆圧が強すぎるのかもしれませんね。
宏美先生
といように、話しているうちに、筆圧が強すぎて書くのが疲れてしまう。。ということがわかりました。
- 筆圧が強い子用の消しゴムを使う
- 鉛筆を2B→4Bに変更
- 強く書かなくてもいいと言ってもらう
筆圧強い子用消しゴム プラス 消しゴムオムニ
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小学校では、しっかり書くということを先生は教えます。
薄く、へなへなの字は認めてくれません。
ちゃんと書かなくちゃ!と思い、筆圧が強くなり過ぎる子がいるんです。
でも、疲れてしまうので、結果、嫌い、、になってしまうんです。。
クセを見つけれたからこそ、対策することができました。
このように、対策方法は必ずあります。
時には、担任の先生や専門家に相談することも大切ですよ。
小学校入学準備 まとめ
小学校入学は、子供にも、親にも大きな節目。
赤ちゃんだった、この子が、、と成長を感じますが、同時に大丈夫かな。
心配は尽きません。
しかし、親が前かがみになり過ぎて、負担になる事もしばしば、、
一学期は、学校のスケジュール、宿題で大変だと思うので、まずは生活に慣れることを目標に。
親は、出来ない事実だけを見るのではなく、なぜ出来ないのか、どうしたらやりやすくなるのか。
そんな視点で見てあげるのが、大切なのかもしれませんね。