【教えて先生!】子供の遊びは、自然と実際に○○することが大事です
自然遊び、って子供には必要な気がする、、
とは思うけど、なぜ必要なの?どんな自然遊びをしたらいいの?うちの子そもそも、あまり興味を示さない、、
そんな自然遊びでお悩みのママへ、
年間1000人のママの悩みを解決する子育て支援士、畠山良江先生にズバッと教えてもらいましょう!
これを読めば、自然遊びの問題がすっきり解決!
実際の子育てに役立つ自然遊びの具体例、なぜ、自然遊びが必要かまでお伝えします。
自然遊びが楽しめるようになりますよ!
先生、子供は勝手に外に行けば遊ぶものですか?
「自然の中で遊ぶ」という事は本来の子供の姿だと思います。
しかし、自然の物は子供達が興味を示さなければ、その子供とは無関係な存在です。
大人でも初めての物で、いきなり遊ぶって出来ないですよね。
子供も同じで、初めは自然の物も、大人が働きかけて遊びの場になります。
だんだん慣れてくれば遊びの素材になり、楽しさや面白さ、学びを生み出すようになります。
とは言え最近は、身近にそういった場所や機会、時間がない子供が多いのが現状です。
そんな時はやはり、学校、幼稚園や親が設定してあげることが大切です。
わざわざそこまでするメリットがあるかどうか?悩むところですよね。。
子供にとっての自然遊びのメリット 学習面、運動面
子供の自然遊びは学習面、運動面、両面で必要な経験になります。
2つの側面があるそうです。
運動面
子供達は、実際に体を動かすことで、自分の行動や生活空間を広げていきます。
周囲の物と関わりで、「運動機能」や「情緒」、「感性」全ての五感を成長させていくのです。
力の「加減」も自然体験から学びます。
この「加減」はおもちゃでは、体験できません。
どのくらい力を入れるとどうなるか、少しずつ子供達は自然の中で体験しながら覚えていきます。
ゆくゆく、スポーツを始めた時もボールをどのくらいの力で投げるのか、どのくらいの力でジャンプすればいいのか。
その基礎が、子供の頃の自然遊びから育まれます。
実際に体を動かすときに必要な「体幹」にもつながりますね。
学習面
実際、自然の中で体験する、水や土、におい、風の音などにより、感性がひろがっていきます。
そこから子供達の「観察力や想像力」が育ちます。
幼稚園児ならば、それが表現活動や造形活動につながり、小学生以上なら作文を書く際に重要な感性に繋がります。
例えば、長い棒を持って振り回すという自然遊びの中から、「どこを持ったら軽く感じて楽か。」子供達は無意識の中でそんなことを学びます。
これは将来、算数や理科などの問題に繋がり、問題を理解する力になっていきます。
このように自然遊びの中で子供達は、五感をフル回転させて遊んでいるのです。
自然遊びに大切なものは何ですか?
自然遊びと言っても、山登りや、川や海、公園散策など自然と関わる場所ならどこでもいいんです。
無理して遠くに行かなくても、毎回違う場所に行かなくても大丈夫。
同じ公園に行った際でも、こんなことに気を付けながら遊んでみてください。
それは、実際に手に触れさせることです。
花でも、草でも、土でも。
実際に触れて感じることが大切です。
同じ公園でも、触れるものによって感じ方は全く違います。
実際に触れることが、子供の興味や関心を広げ、自然への驚きや疑問、観察する力に発展していきます。
あまり外に行けない、、なんて時は自然の絵本を読んであげるのも効果的です。
絵本で興味を持たせてから、実際に自然体験へ行き、たくさんの物を触らせてあげてください。
すると、子供は何倍も吸収していきます。
多くの物に実際触れる経験は、子供達の最大の学びです。
子供にとって自然遊びは まとめ
子供にとって自然遊びは最大の学びの場。
最初は、大人が促してあげましょう。
実際にママ、パパが触っていれば子供も安心して遊び始めます。
「触ってごらん」「どんな感じがする?」
など声かけしながら、一緒に遊んでみましょう。
子供にとって自然は、全てが遊び、全てが学びなのです。
おもちゃやテレビでは学ぶことの出来ない、「実際の体験」から子供達は沢山の事を学んでいきます。
沢山のものに触れさせるを意識して遊びを選んであげてください。
実際に食べて、食育にも繋がる、畑での収穫や、釣りなんかは究極の自然遊びといえます。
命あるものをいただいて、私たちの食が成り立っていることに気づく貴重な体験でもあります。
自然に触れる機会を意識して作ることで、「応用力」「観察力」などを育ててほしいな。と思います。